「立冬は「二十四節気」のひとつで、季節を表す言葉として用いられております」


本年は11月7日が「立冬」です。

暦の上では、この日より冬を迎えることとなります。冬の気配が感じられる始まりの日です。

二十四節気(にじゅうしせっき)は太陰太陽暦で季節を示すために用いた方法です。

1年で地球が公転軌道上のどの位置にいるかによって季節は変化をしていきますが、この地球の自転軸の向きと太陽の位置関係により春夏秋冬を6つに分けることで1年を二十四に等分し、それぞれの変化に季節を表す名称がつけられております。また、これらは太陽の動きに合わせて1年を24等分して決めるので一定ではなく、1日程度前後することがあります。

例年は立冬を迎えるころ木枯らしが吹き、冬の訪れを感じるようになりますが、本年はまだそのような感じにはならないようです。

そして最近日照時間が短くなり、朝夕の冷え込みが感じられるようになりました。ようやく秋が深まりゆく季節になってきましたが、本年はまだ各地にて不安定な天候が続いております。

急変する天候や災害を引き起こす短時間強雨は未だ発生しており、国内だけではなく、各国においても災害が激甚化・頻発化しております。思いがけぬ被害に遭われ、未だご不便な生活を強いられている被災地の方々におかれましては、御心労は計り知れないものがあると存じます。あまりにも多発する災害に衝撃を受け、しばらく言葉を失うこととなりましたが、冬の到来はこれからです。

日に寒さがましております

近年、毎回お伝えするようになってしまっておりますが、いつ発生するか分からない自然災害のために、日ごろからの備えが必要となります。

繁忙となる年末に向け、皆さま何かとご多忙のことと拝察いたしますが、本年の天候不順による体調へ影響が生じやすくなっております。時節柄、ご自愛専一にてお願い申し上げますとともに、更なるご活躍とご健勝を祈念申し上げます。

また、被災地の方々の一日も早い復旧を祈念申し上げますとともに、復興にご尽力されている皆様におかれましては、改めて深く敬意を表するとともに、安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。

時折訪れる穏やかな天候が、被災地の皆様にとって安堵になる事を願わずにはいられません。

本年残りの日々、皆様の無事息災を切にお祈り申し上げます。